今回は、YouTubeへのアップロード画質に関する検証です。
- はじめに
- 高画質なVP9でエンコードさせるには
- アップロード画質テスト
- 画質テスト① NVIDIA GeForce Experience 2160p 4K 50Mbps 60FPS
- 画質テスト② NVIDIA GeForce Experience 2160p 4K 100Mbps 60FPS
- 画質テスト③ Adobe Premiere Pro CC 2019 1080p HD to 2160p 4K upconvert 50Mbps 60FPS
- 画質テスト④ Adobe Premiere Pro CC 2019 1080p HD to 2160p 4K upconvert 100Mbps 60FPS
- 画質テスト⑤ Adobe Premiere Pro CC 2019 1440p WQHD (Wide Quad-HD) 50Mbps 60FPS
- 画質テスト⑥ アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ for Android 『Star!!』 2160p (4680 x 2160) 50Mbps 60FPS
- 画質テスト⑦ アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ for Android 『メッセージ』 2160p (3840 x 1772) 50Mbps 60FPS
- テスト結果
- おわりに
はじめに
YouTubeはアップロードされた動画を再エンコードして公開されますが、
現在確認できるコーデックはフルHDベースだと、
- 低画質なAVC(AVC1)
- 高画質なVP9(VP09)
高画質なVP9でエンコードさせるには
アップロードする側としては高画質で再エンコードさせたいですが、
- チャンネル登録数が一定以上
- その動画の再生回数が一定以上
- その動画の解像度がフルHDより大きい
アップロード画質テスト
ここでは、条件が一番明確な「動画の解像度がフルHDより大きい」に条件をしぼって、
元画像のエンコーダやビットレート、縦横比率による差があるかを確認しました。
(それ以外の条件はアップロード側からはすぐにどうこうできる条件ではないので)
画質テスト① NVIDIA GeForce Experience 2160p 4K 50Mbps 60FPS
画質テスト② NVIDIA GeForce Experience 2160p 4K 100Mbps 60FPS
画質テスト③ Adobe Premiere Pro CC 2019 1080p HD to 2160p 4K upconvert 50Mbps 60FPS
画質テスト④ Adobe Premiere Pro CC 2019 1080p HD to 2160p 4K upconvert 100Mbps 60FPS
画質テスト⑤ Adobe Premiere Pro CC 2019 1440p WQHD (Wide Quad-HD) 50Mbps 60FPS
画質テスト⑥ アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ for Android 『Star!!』 2160p (4680 x 2160) 50Mbps 60FPS
画質テスト⑦ アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ for Android 『メッセージ』 2160p (3840 x 1772) 50Mbps 60FPS
テスト結果
上記の動画は公開前の状態でも全て高画質エンコード(VP9)でした。
また、アスペクト比が16:9ではなくても縦か横どちらかの解像度がフルHDを超えていれば、
高画質エンコードになるようです(反対にどちらもフルHDを超えない場合は低画質になります)。
ビットレートによるエンコードの差は無さそうです(50Mbpsや100Mbpsは過剰ですが)。
16:9で高画質にアップロードするなら、WQHD(Wide Quad-HD)の2560px×1440pxが必須です。
おわりに
以上の結果から、それ以降アップロードする動画は4K(3840px×2160px)を基本としています。
線のぼやけや激しい動きによるノイズが解消されて、フルHDでも綺麗になりました。